ピロティ・深いバルコニー・セットバックを備えた現代の集合住宅は、通りに「抜け感」を生む。だがこの抜け感は視覚的・心理的な感覚にとどまり、設計や制度の言葉になっていない。これを定量化できれば画一的な塊を防ぎ、通りに奥行きのある街並みを生むことができる
深度の豊かさは、建物の面の「向き」に現れる。
通りに対して立つ面(壁・大きなガラス面)=平坦。深さを生まない。
通りに対して寝た面(庇の裏、バルコニーの底、セットバックの上面)=張り出し・後退・うねりでしか生まれない。これが深さの証拠。そこで、通りから見える建物の表面のうち、寝た面(奥行き面)が占める割合を「抜け感率」とする。
cos _θ_ は「その面がどれだけ奥行き面らしいか」を 0点から1点で自動採点する装置
「見えている面を一つずつ採点して、平均点を出す」