山と人がひとつづき。遊び、眺めて、つながる。防府の平野の中心には桑山、その周りにはたくさんの山々に囲まれている。どの山にも記憶や物語があり、子どもたちはそのふもとを駆け巡り、山はいつも暮らしに寄り添う存在だった。そんな山々の中心にあるのが桑山、この場所で山と人がもっと身近に、つながりを持てる場を提案する。
防府の山々の稜線をCLTにかたどり、これをシルエットと呼ぶ。このシルエットで空間を構成する。シルエットは平均台のように歩いて遊ぶことも、寝転がって読書することもできる。山を駆け上がったあとに腰掛けて休む場となり、ときに額縁のように憩いの広場の景色を切り取る。山のかたちと身体の動きが重なり合う「パノラマ的体験」を通じて、人は山をより身近に感じる。その感覚が森林の活性化や木材利用推進への意識へと自然につながっていく。